03 April 2013

アイルランド、ドネゴールはイニッシュ オーエンから春のお便りです

English article will follow after this Japanese one.

イニッシュ オーエンに春がやってきました。長めの冬ごもりから解き放たれ、新しい生命が芽生える季節の始まりです。今年の3月は、アイルランド島全体に寒波が到来しまた、雪もたくさん降った影響で例年と比べると春も道半ばといった状況です。1969年以来の記録的寒さの 3月に思わず、昔の童謡が思い出されます。
    “The March winds do blow and we shall have snow
    and what will poor robin do then, poor thing?
    He’ll hide in the barn to keep himself warm
    and hide his head under his wing, poor thing.”
幸運にもイニッシュ オーエン地方は悪天候を免れ、鳥達に豊かな食料を用意できているようです。また、羊の出産ラッシュもこの時季の名物!動植物にとって今年の春は寒いスタートとなったことでしょう。かわいい子羊たちは、少しでも暖を得ようとお母さん羊に寄り添っています。


今の時季、スノードロップやクロッカスからスイセンの花にとって代わろうとしています。古代ギリシア人は、水仙の黄金の花が虚栄心に満ちたナルキッソスに起源をもっているものと信じています。、ギリシャ神の一人ナルキッソスは、泉に映った(自分の)美しい姿に取り憑かれ、離れることが出来ずに死ぬまで泉の畔で過ごし、その後亡骸が水仙の花に化けたと云う伝説の主です。スイセンの花は、『片想い』の象徴であると広く受け入れられています。

我家の庭に咲くスイセンです。素敵でしょ。

先週末から時間も進みました。サマータイムの始まりです。日本とは8時間の時差となります(例:日本が正午の時、アイルランドは当日午前4時)。夜も午後8時ごろまで明るく、これから真夏に向かって明るい時間帯が日々数分ずつ伸びてゆきます。現地では、皆この時季を心待ちにしています。長くどんよりした冬の天気から開放されるからです。

そして、週末はイースターでしたね。アイルランドでは、宗教的に重要な休日期間となります。また、チョコレートをたくさん食べることが出来る期間でもあります!『グッド フライデー』の祝日は、アイルランド共和国でパブが営業してはいけない2日間のうちの一日に当たります。『イースターサンデー』の日曜日は、この祝日期間で最も大切な日となり、『イースター エッグ』を分け合う習慣があります。翌日の『イースター マンデー』も祝日と なり、チョコレートを食べ過ぎた人にはちょうど良い休養日となります。。。

イースター エッグです!

ソーラス アイルランドよりイースターのお祝いを皆様に申し上げます。

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